2020年2月2日

会社案内

■基本理念

半世紀に亘って流体計測や流体力学の研究に携わってきた経験を活かして、流体現象に関わる熱線計測や流体問題の解決に応えていきます


■ 会社概要

会社名合同会社Pantec
所在地東京都国立市富士見台4-39-5
電話番号080-1136-0245
E-mailpantaka@pantec.tokyo
設立2019年6月
代表髙木 正平(工学博士)

■ 代表挨拶

合同会社Pantecは主に風洞試験や流体計測技術として欠かせない熱線風速計の製作と販売を手掛け、「安価で使い易く、誰でも、いつでも、どこでも」の謳い文句で「ユーザーの期待以上の満足感が得られる」商品の開発を目指している会社です。


半世紀に及ぶ流体研究に携わってきた経験を辿れば、風速計の心臓部であるサーボアンプは真空管からトランジスター、そしてトランジスターや抵抗器を集積したICの出現で、小型化と高性能化が達せられました。現在ではこのICもさらに小型化され、従来熱線センサーと風速計本体は長いBNCケーブルで結ばれていましたが、弊社はセンサーを保持するサポートの中に本体を収納することに成功しました。これは世界で初のことです。信号線やサーボアンプが全て金属材料に収納されたことから、外部から飛来する誘導ノイズや電源ハムは皆無となりました。これは画期的なことで結果として、超低雑音を達成することができました。


さらに熱線風速計の小型軽量化がもたらす効果は、模型組込みや、ドローン搭載を可能にし、これまで不可能だった新しい応用範囲が拡張しています。

一方では、流体中に浮遊させた微粒子のドップラー効果を応用した非侵襲型レーザドップラ流速計が一世を風靡しましたが、現在では、微粒子の二次元画像の時間変化から流れ場の速度計測をするPIV(Particle Image velocimeter)計測技術が足長の進歩を遂げつつありますが、まだ応答性と雑音特性は熱線風速計の一人舞台です。


PIV計測で得られた速度変動データは熱線風速計による定量データの比較検証が望まれています。このような背景から、当社では、二次元PIV計測の検証データを提供できるよう多チャネル熱線風速計による多点計測装置の開発にも力を入れています。そのための、熱線を熊手のように多数並べたRake-probeや熱線を梯子状に並べたLadder-probeと多チャネル熱線風速計も受注生産しております。


これまで述べたような技術に止まることなく、ユーザーからの要望を反映させて研究活動や研究開発を支援し、満足して頂ける技術を提供するのがPantecの目標です。

代表  髙木 正平


■代表の職歴

1979年4月~8月東京大学宇宙科学研究所 助手
1979年9月文部科学省航空宇宙技術研究所に転任
1998年~2003年3月青山学院大学理工学部 連携大学院教授
1999年4月~現在日本流体力学会主催で毎年開催の紙飛行機教室「なが
れと遊ぼうコンテスト」講話担当
2002年4月航空宇宙技術研究所 流体科学研究センター長
2003年~2009年学習院大学理学部非常勤講師
2009年3月宇宙航空研究開発機構(略称JAXA) 停年退職
2009年4月 室蘭工業大学 航空宇宙機システム研究センター教授
2014年3月同上 停年退職
2014年4月~2019年首都大学東京システムデザイン学部 特任教授
2015年4月~現在電気通信大学 客員教授
2019年4月~2020年3月東京都立大学システムデザイン学部 客員教授

■ 会社のキャッチフレーズ

廉価で小型高性能、使い易く、誰でも、いつでも、どこでも